みなさん!不労所得は好きですか?僕は「不労所得」という漢字を額縁に入れて飾りたいくらい好きです。
今回は5%を超える高配当で尚且つ割安水準でありながら直近の決算の影響を受けて大きく株価を下げている稲葉産業について、株価指標やチャート分析を踏まえて買い時を考察していきます。
目次
まずは結論!稲畑産業(8098)の買い時は?
- 四半期純利益が▲42.8%の大幅減益だが、経常利益の減少に加え投資有価証券売却益の減少に起因する部分もあるため見た目ほど悪い印象ではありません。
- しかし一方でMACDデットクロスしてしまったので書い始める場合はコツコツ1株ずつ買い始める。(現状でも配当利回り5%超えてるしね)
- おすすめは1,700円台の価格帯出来高が厚いところまで引きつけて、一気に買う戦法。
稲畑産業(8098)ってどんな会社?
1890年の創業の化学専門商社で情報電子、化学品、生活産業、合成樹脂といった事業分野に強みを持っています。またアジア広域でビジネスを展開していて、海外売り上げ比率が50%を超えています。
稲畑産業(8098)の株価指標
株価 | 2,247 円(前日比:-162 円) |
PER (会) | 6.3 倍 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
PBR | 0.7倍 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
ROE | 12.5 % ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
自己資本比率 | 45.2 % ⭐️⭐️⭐️ |
配当利回り | 5.1 % ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
配当性向 | 28.1% ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
5年以内の減配 | なし ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
割安で高配当!しかも100株でQUOカード500円分の優待もついてくる神銘柄です。
かぶP的高配当株チェックリストも5/6もクリアしています。(惜しくも自己資本比率のみ足りず…)
みんなが知りたい稲畑産業(8098)の配当金推移は?
グラフからも読み取れるように2018年から配当金は着実に増配されていて、2023年も5円増配の115の配当が予想されています。
「中期経営計画NC2023の期間中における株主還元の基本方針(2022年2月7日開示)」の中で配当性向についての言及があり、前年度実績を下限として継続的に配当金を増加させていく方針が明言されています。
最低でも前年と同額の配当が受け取れるのは安心できるよね!今だったら最低でも1株あたり110円は配当を受けてれるし。
また総還元性向の目安としては概ね50%程度と株主還元意識が高いのも一押しポイントです。
一株あたりの配当額については前年度実績を下限とし、減配は行わず、継続的に増加させていくことを基本とします。(累進配当の継続)
稲畑産業のIR情報より引用
総還元性向の目安としては概ね50%程度とします。ただし、政策保有株式を売却し、相当程度のキャッシュインが発生した事業年度においては、今後の資金需要や会社の財務状況、株価、マーケットの状況などを総合的に勘案し、上記の総還元性向の目安には必ずしも囚われずに、株主還元を実施いたします。
(*)総還元性向=(配当金額+自己株式取得額)÷連結純利益×100
今期の稲畑産業(8098)は減益決算だけど買い時はいつなの?
売上高 | 1,840億円 (+13.2%) |
営業利益 | 53億円 (▲4.7%) |
経常利益 | 53億円 (▲16.4%) |
四半期純利益 | 45億円 (▲42.8%) |
四半期の利益は大きく減少していますが、これは経常利益の減少に加え投資有価証券売却益の減少に起因する部分もあるため見た目ほど悪い印象ではありません。
しかし一方で週足のMACDはデットクロスをしてしまい(ダマシかもしれませんが…)価格帯出来高を見ても2,076円を突破されてしまうと1,745円までは価格帯出来高は少なく、下げが早まりそうです。
そこでおすすめの買い方としては以下になります。
- 2,076円まではMACDのデッドクロスが騙しの可能性もあるので毎週1株ずつコツコツ買い集める(現状でも配当利回り5%を超えていますしね)
- そのラインを突破されるようなら一度様子を見て、株価が1,750円くらいになったらまた買い集めていくでOK
実は住友化学の持分法適用会社なんだよ。(住友化学が株式のうち20%以上を保有している大株主なんだ)